アロマテラピーがうつに効果があるのか知りたい。
このような悩みに答えます。
リラックス効果のあるアロマテラピーですが、うつの症状にも効果があるのか気になっている人も多いのではないでしょうか。
なので、今回は
- アロマテラピーはうつに効果があるのか
- うつが緩和できるアロマテラピーは自分でもできるのか知りたい
- うつに効果のあるおすすめの精油を教えてほしい
という方に、アロマテラピーがうつに効果があるのかや、うつに効果があるおすすめの精油を詳しくご紹介していきます。
この記事を読めば、アロマテラピーでリラックスして、憂鬱な気持ちも明るくできること間違いなしなので、お見逃しなく。
目次
アロマテラピーがうつに効果があるのか解説
アロマテラピーの特徴とうつ症状に効果があるのかご紹介いたします。
アロマテラピーとは
アロマテラピーとは、植物から抽出された精油(エッセンシャルオイル)を使って、心身の健康や美容に役立てる自然療法です。
アロマテラピーには以下のような目的があります。
心身のリラックスやリフレッシュ
心身の健康を保ち、すこやかな毎日を過ごす
心身のバランスを整えて、本来の美しさを引き出す
アロマテラピーを行うことで、香りによってストレスの軽減やリラックスできます。
アロマテラピーはうつに効果があるのか
2018年、中国の研究グループがアロマテラピーが高齢者のうつ病に対して、重要な影響を及ぼすという研究結果を発表しました。
この研究は高齢者の抑うつ症状に対して、8週間アロマテラピーマッサージおよび吸入による介入の効果を比較しました。
すると、実施後は実施前に比べるとうつ病の評価尺度の値が下がり、その後の経過も低い状態を維持していました。
このことから、アロマテラピーは高齢者のうつ症状の改善に大いに期待できます。
うつ症状の改善が期待できる理由
アロマテラピーには以下のような効果があります。
自律神経が整う
リラックス効果がある
香りは脳にダイレクトに届くので、脳内にある自律神経をつかさどる視床下部に香りが伝わると、精油の効能に応じて自律神経に働きかけてくれます。
このことから、自律神経を整え不調を調整してくれるのです。
また、精油にはリラックス効果のあるものも多く、香りを嗅ぐことで脳をリラックスさせうつ症状を軽減してくれます。
私も疲れている日はラベンダーなどの香りでリラックスすることが多いです。
うつ症状緩和が期待できるアロマテラピーの楽しみ方6選
アロマテラピーには、自律神経を整えてくれたり、リラックス効果が期待できたりするためうつの症状緩和が期待できます。
そんなアロマテラピーには以下のようなさまざまな楽しみ方があります。
芳香浴法
沐浴法
吸入法
フェイシャルスチーム
湿布法
トリートメント法
それぞれの詳しい方法を見ていきましょう。
芳香浴法
芳香浴法は、精油を拡散して香りを楽しむ方法です。
芳香浴法のやり方
ティッシュやハンカチに1~2滴垂らして、デスクや枕元に置いておく
アロマポットやアロマディフューザーを使って、お部屋に香りを拡散させる
芳香浴法はとても簡単にアロマテラピーを楽しむことができる方法です。
アロマディフューザーもさまざまなメーカーから発売されていて、見た目もかわいいものも多いので、お気に入りのものを探してみるのもいかがでしょうか。
沐浴法
沐浴法は、精油をお湯に混ぜて、全身または体の一部を浸して香りを楽しむ方法です。
沐浴法のやり方
浴槽または洗面器などにお湯と精油を入れよくかき混ぜてつかる
精油の使用目安は、全身浴なら1~5適、半身浴や足浴1なら1~3滴
全身浴や半身浴、足湯などさまざまな楽しみ方ができる
お風呂にゆっくりつかることでリラックスできますが、精油を加えることでさらにリラックス効果を感じられそうですよね。
よりリラックスしたい場合は35℃~38℃と少し低めの温度に長くつかるのがおすすめです。
吸入法
吸入法は、アロマの揮発成分を鼻や口から吸い込む方法です。
吸入法のやり方
マグカップに熱いお湯を入れ、精油を1~3滴たらし、蒸気に鼻を近づけて香りを楽しむ
ティッシュやコットンに精油を1~2適たらして鼻を近づけて香りを楽しむ
吸入法はリラックス効果だけでなく、風邪の予防や呼吸器系の不調も整えてくれます。
精油成分が粘膜を刺激してしまうこともあるため、長時間の吸引は避けましょう。また、間違って飲んでしまわないように注意しましょう。
フェイシャルスチーム
フェイシャルスチームは、精油を含んだ蒸気を顔全体にあて、血行を促進し皮膚に潤いを与えることができます。
フェイシャルスチームのやり方
洗面器などにお湯と精油1~3滴入れて、蒸気が逃げないようにタオルなどを頭からかぶり蒸気を顔に当てる
精油の成分によってリラックスしながら肌の乾燥やニキビのケアを行うことができます。
また、吸入法と同様に風邪の予防や呼吸器系の不調も整えてくれます。
湿布法
湿布法は、お湯または水で濡らしたタオルなどを体の一部に当てる方法です。
湿布法のやり方
- 洗面器にお湯または水を入れ、精油を1~3滴垂らす
- タオルを2つ折りにして、お湯または水を吸い取るように付着させる
- 軽く絞って湿布するように体に当てる
肩こりや腰痛、生理痛には温湿布でじんわりと温めてあげるのがおすすめです。
目の周りや皮膚の弱いところは避けて使用しましょう
トリートメント法
トリートメント法は精油を希釈してつくったトリートメントオイルを全身に塗布してマッサージを行う方法です。
- 植物性のオイルをベースに精油を1%以下の濃度のトリートメントオイルを作る
- 作ったトリートメントオイルを肌に優しく塗布する
精油の効果とマッサージの効果で深いリラックス効果があります。
また、保湿や血行促進、筋肉のコリを和らげてくれますよ。
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うつ効果が期待できるリラックスにおすすめの精油5選
うつの症状緩和が期待できる、リラックス効果のある精油を5つ紹介します。
ラベンダー
カモミールローマン
イランイラン
ベルガモット
サンダルウッド
それぞれの香りの特徴を詳しく見ていきましょう。
ラベンダー
アロマテラピーの代表的な香りとして広く使われているラベンダーはリラックス効果が高くおすすめです。
甘いお花の香りとハーブのような爽やかな香りを併せ持っているので、香りを嗅ぐだけでもリフレッシュした気持ちになれますよね。
そんなラベンダーは心を落ち着けてくれたり、ストレスを和らげてくれるなど心のバランスを取ってくれます。
また、副交感神経を優位にしてくれるので寝る前にアロマを楽しむことで良質な睡眠を取ることができます。
カモミールローマン
カモミールローマンはりんごのような甘い香りが特徴の精油で、緊張緩和に優れているのでリラックスしたいときにおすすめです。
一般的にカモミールと呼ばれているものには、カモミールローマンとカモミールジャーマンの2種類があります。
カモミールジャーマンはハーブティーとして親しまれており、精油は薬草のような香りで抗炎症作用に優れているのでスキンケアなどに適しています。
リラックスしたい場合は、カモミールローマンを選びましょう。
また、カモミールローマンは香りが強いので、少量でも香りを楽しむことができます。
イランイラン
イランイランはエキゾチックで甘い香りが特徴的な精油です。
過度な緊張や不安を感じたときに、心を落ち着かせてくれ、気持ちをリラックスさせてくれる効果があります。
また、気持ちを高揚させ喜びや幸福感をもたらせてくれる効果もあります。
ただ、血圧を下げる作用もあるため、低血圧の人は眠気やだるさを引き起こしてしまう可能性もあるため注意が必要です。
ベルガモット
ベルガモットは柑橘系の爽やかな香りとお花のような甘い香りが特徴的な精油です。
ベルガモットの精油はリラックス効果が高く、心をゆっくりと落ち着かせてくれます。
また、神経の緊張を緩和してくれる力もあるのでストレスによる緊張や不安も和らげてくれます。
柑橘系の爽やかな香りは、落ち込んだ気持ちもぱっと明るくしてくれます。
ただ、光毒性成分があるため、皮膚に精油がついた状態で紫外線を浴びるとその部分が赤くなってしまい、場合によっては色素沈着を起こしてしまう可能性があります。
ベルガモットの精油でトリートメントを行った場合は、最低8時間以上は紫外線に当たらないように注意が必要です。
サンダルウッド
サンダルウッドはウッディでエキゾチックな香りが特徴的な精油です。
日本では古くから「白檀」の名で親しまれており、お香などでも使われています。
穏やかな香りは、神経系の興奮を落ち着かせ、頭痛や不眠などに効果を発揮します。
また、ストレスを和らげてくれ心地よい状態を作ってくれる効果もあるので、瞑想やヨガにもぴったりです。
アロマテラピーはうつに効果あり!楽しみ方やおすすめの精油も紹介:まとめ
アロマテラピーとは、植物から抽出した精油を使った自然療法で、香りによるストレス軽減やリラックス効果がある
2018年に中国の研究でアロマテラピーが高齢者のうつに効果があると発表された
アロマテラピーには自律神経を整える効果やリラックス効果があり、これらの効果によってうつ症状の改善が期待できる
アロマテラピーの楽しみ方は「芳香浴法」「沐浴法」「吸入法」「フェイシャルスチーム法」「湿布法」「トリートメント法」などがある
リラックスにおすすめの精油は「ラベンダー」「カモミールローマン」「イランイラン」「ベルガモット」「サンダルウッド」
アロマテラピーは香りによってさまざまな効果があります。
ぜひ、自分にあった香りを見つけてみてください。