お気に入りの香水を、外出時だけでなくお部屋でも楽しめたら素敵ですよね。
実は、香水はちょっとした工夫でルームフレグランスとしても使えるのです!
部屋でもこの香りを楽しみたい
余ってしまった香水をどうにか活用したい
そんな風に思っている方に向けて、今回は香水をルームフレグランスにする3つの方法をご紹介します。

目次
サシェ(匂い袋)にする方法

部屋の中にふんわり香りを漂わせたいなら、サシェがおすすめです!
サシェとは、布の袋の中に香りの元を入れた「匂い袋」のこと。
見た目もかわいく、玄関やクローゼット、ベッドのそばなど、どこにでも置けるのが魅力です。
香水をしみ込ませる素材を選ぶ
サシェを作るときにまず重要なのは「香りをしっかり吸収して、ゆっくり放出してくれる素材」を選ぶことです。
香水の香りはとても繊細で、素材によって吸収や香りの持ち方が大きく変わります。
特におすすめなのが、コットンやリネン、フェルトといった天然素材です!
これらは通気性が良く、香水の液体をまんべんなく吸い込んでくれるため、長時間ふんわりと香りが広がります。
たとえば、化粧用コットンや脱脂綿、ハギレになった布、アロマストーンなども使えます。
反対に、ビニール素材やナイロンなどのつるつるした素材は香水を吸収せず、香りがすぐに飛んでしまうため適していません。
素材を選ぶときは、実際に香水を数滴たらして、香りがどのくらい残るかをテストしてみるのもよいでしょう。
香水を適量スプレーしてしみ込ませる
素材を選んだら、次は香水をしみ込ませる作業に進みます。
ただし、ここでのポイントは「量を控えめにすること」です。
香水はアルコールを含んでおり、一度に大量につけすぎると香りがきつくなったり、逆にすぐに揮発してしまったりします。
まずは2〜3プッシュほどの香水を、コットンやフェルトなどの素材にスプレーして様子を見ましょう。
香りの強さは使う場所によって調整が必要です!
クローゼットや引き出しの中など狭い空間で使うなら、少ない量で十分香ります。
逆に部屋の一角など広めの場所に置くなら、少し多めにスプレーしてもよいでしょう。
香水の種類や濃度によって香りの広がり方が異なるため、数種類の香水で試してみて、自分に合った分量を見つけるのがベストです。

好きな布袋や容器でインテリア風に
香りを楽しむだけでなく、見た目にもこだわれば、サシェは立派なインテリア雑貨になります。
しみ込ませた素材は、そのままでは使いにくいため、袋や小さな容器に入れて使いましょう。
巾着袋やオーガンジー素材の小袋、紙製のミニ封筒など、100円ショップや雑貨店で手に入るものを使えば、コストをかけずにおしゃれな香り袋を作ることができます。
自分で袋を手作りするのもおすすめです。
余った布をミシンや手縫いで袋状にして、中にコットンやフェルトを入れるだけ!
リボンやレースを加えれば、プレゼントにもぴったりな見た目になります。
さらに、袋にタグやラベルをつけて、香水の名前やメッセージを記しておけば、自分用としてもギフトとしても楽しめます。
玄関、ベッドサイド、デスクの引き出し、車の中、バッグの中など、ちょっとしたスペースに置くだけで、日常の中にふんわりとした香りが加わります。
香水の新しい楽しみ方として、ぜひ取り入れてみてください!

リードディフューザーにする方法

部屋全体に香りを広げたいときに活躍するのがリードディフューザーです。
市販品は少し高価ですが、自作なら手軽に楽しめます。
自分の好きな香水を使えば、お店では買えない香りのお部屋が完成しますよ!
香水と無水エタノールを混ぜる
香水はそのままだと濃すぎて、スティックが吸い上げにくく、香りも広がりにくくなります。
そこで無水エタノールを使って薄めるのがポイントです。
薬局で買える無水エタノールを使えば、香水の香りがやさしく広がります。
作り方は、ガラス瓶に無水エタノールと香水を「7:3」の割合で入れるだけです!
たとえば、エタノール70mlに香水30mlを加えるとちょうどいい香りになります。
香りが強すぎると感じたら、香水を少なめにして調整してみましょう!
この方法なら、部屋全体にふんわり香りが広がって、自分の好きな香水をもっと楽しめます。
手軽にできて、おしゃれな香り空間をつくれるのが魅力です。

瓶とリードスティックを用意する
リードディフューザーを作るには、「ガラス瓶」と「スティック」が必要です。
スティックが香りを吸い上げて、空気中に少しずつ広げてくれます。
瓶やスティックの種類で香りの強さや持ちも変わってきます。
瓶は口が狭めのものが、香りが長持ちしておすすめですよ!
使い終わった香水の空き瓶を使ってもOKですが、きれいに洗ってから使いましょう。
スティックはラタンや竹のものが主流で、5〜6本使うと香りが広がりやすいです。
香りが弱まってきたら、スティックをひっくり返したり、1か月ごとに交換したりするとよいでしょう。


インテリアに合わせて飾る
リードディフューザーは香りだけでなく、見た目のデザインも楽しめます。
シンプルな瓶にナチュラルなスティックを合わせれば、北欧風や韓国風のインテリアにもぴったりです。
香水のボトルを再利用すれば、香水好きならではのおしゃれな楽しみ方ができます。
さらにドライフラワーやリボンを加えると、自分だけのオリジナルディフューザーになりますよ!
香りとデザインを両方楽しめるのが、リードディフューザーの大きな魅力です。
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ルームスプレーにする方法

もっと手軽に部屋に香りを広げたいなら、ルームスプレーがおすすめです。
空気中にシュッとひと吹きするだけで、お部屋の雰囲気が一気に変わります。
使い切れない香水があれば、ルームスプレーにして活用してみましょう。
香水を精製水で薄める
香水はそのままだと香りが強すぎたり、布にシミがついたりすることがあります。
そこで精製水で薄めることで、やさしい香りに変わり、安全に使えます。
目安は「香水1:精製水4」の割合。香水10mlに精製水40mlです。
香水の種類によって香りの強さが違うので、好みに合わせて調整してくださいね!
オードパルファムなど濃い香水なら、水を多めにするとよいでしょう。
精製水は薬局で手に入り、香りを長持ちさせたいときは無水エタノールを少し加えるのもおすすめです。


スプレーボトルに移し替える
香水をルームスプレーとして使うには、ボトル選びも大切です。
なかでも、香りがふんわり広がるため、細かいミストが出る霧吹きタイプはおすすめです!
ボトルは遮光性のあるガラス製が理想ですが、丈夫なプラスチックでもOKです。
100円ショップやネットでもおしゃれなものが手に入ります。
移し替える前には、ボトルをしっかり洗って乾燥させましょう。

空間や布に軽くスプレー
ルームスプレーは、部屋の空間や布製品に吹きかけるだけで、香りを楽しめます。
掃除後や来客前、リフレッシュしたいときにぴったりです。
寝る前にベッドまわり、朝は玄関にひと吹きするだけで、気分がぐっと変わりますよ!
カーテンやクッションなどに使うと香りが持続しますが、シルクや革には不向きなので避けましょう。
ペットや赤ちゃんがいる家庭では使用場所に気をつけてくださいね。
もう捨てない!余った香水を素敵な部屋用フレグランスにする方法3選:まとめ
香水をルームフレグランスとして活用することで、好きな香りに包まれた心地よい暮らしが手に入ります。
サシェ、リードディフューザー、ルームスプレーといった方法は、どれも簡単に試せるので、まずは自分の生活スタイルに合ったものから始めてみましょう。
香水をただ飾っておくだけではもったいないです!
ぜひ今回の記事を参考に、香りのある暮らしを楽しんでみてくださいね。
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