ベランダをカフェみたいなおしゃれ空間にしたい!でも、観葉植物をベランダに出しっぱなしにして、枯らしたらショック…。
確かにお部屋用の植物をいきなり外に出すのは、超危険です。
でも、植物選びさえ間違えなければ、ズボラさんでも「出しっぱなし」でおしゃれなベランダは作れます!
この記事では、もう枯らすのが怖いと思わなくなる、タフでおしゃれな「最強植物5選」と、失敗しない管理のコツだけを厳選してご紹介します。
明日から実践して、観葉植物に心配のない毎日を送りましょう!
目次
観葉植物はベランダで「出しっぱなし」にできる?

そもそも、観葉植物はベランダで「出しっぱなし」にできるものなのか、気になりますよね。
答えは「条件付き」で可能です!
私たちが「観葉植物」と呼ぶものの多くは、暖かい地域の出身。
そのため、日本の「夏の強すぎる日差し(直射日光)」や「冬の寒さ」はとても苦手です。
室内用の感覚でいきなりベランダに出しっぱなしにすると、葉がチリチリに焼けたり(葉焼け)、冬に寒さで枯れてしまったりする危険が。
でも、安心してください!
もともと日光が好きで寒さにも比較的強い「屋外向きの種類」を選び、季節に合わせて少し管理(例:夏は日陰に移動、冬は室内へ)をしてあげれば、ベランダで元気に「出しっぱなし」で育てられますよ。
詳しくはこの後すぐに紹介しています!!
【最重要】観葉植物「出しっぱなし」の失敗を防ぐ!季節別の管理術

では観葉植物を枯らさないために、「季節別の管理術」についてここで詳しく紹介していきます。
- 【春】成長期スタートのタイミング
- 【夏】直射日光と蒸れ対策
- 【秋】気温変化への対応期
- 【冬】寒さと乾燥のダメージ防止
ここを学ぶことで、観葉植物の季節ごとの楽しみ方を感じてもらえるでしょう!
【春】成長期スタートのタイミング
春は、観葉植物たちが眠りから覚め、ぐんぐん成長を始める季節。
ベランダ管理をスタートするのに最適ですが、焦りは禁物です!
冬の間ずっと室内でのんびりしていた植物を、急に外に出すとビックリしてしまいます。
まずは「ならし運転」から。日中の暖かい時間だけベランダに出し、徐々に外の空気に慣れさせましょう。
この時期の紫外線は意外と強いので、いきなり直射日光に当てるのはNG。
葉が焼けてしまう(葉焼け)のを防ぐため、午前中だけ日が当たる「半日陰」がベストポジションです。
成長期は水をよく吸いますが、根腐れしないよう鉢の水はけは必ず確認しておきましょう。
【夏】直射日光と蒸れ対策
夏は観葉植物にとって最も過酷な季節。
- 「強すぎる日差し(葉焼け)」
- 「高温多湿(根腐れ)」
- 「害虫」
の3大リスクが高まります。
おしゃれなベランダを守るため、遮光ネットやすだれで日差しを50%ほどカットしてあげましょう。
うちのベランダは風通しが悪いかも…
という場合は、すのこなどで鉢の高さを出し、熱いコンクリートの床から離すだけでも効果的です。
水やりは、気温が低い朝か夕方にやるのがおすすめ!
日中に水をあげると、鉢の中が熱湯のように蒸れて根を傷めてしまうので絶対に避けてくださいね。
夕方の葉水(霧吹き)は、植物を涼ませるだけでなく、ハダニなどの害虫予防にもなるので一石二鳥です!
【秋】気温変化への対応期
日中は過ごしやすい秋ですが、夜は意外と冷え込みます。
この「昼夜の寒暖差」への対応がポイントです。
「出しっぱなし」にしていても、植物たちは気温の変化に敏感。
特にウンベラータやパキラなど、寒さが苦手なトロピカル系の植物は、最低気温が15℃を下回る予報が出たら、室内に取り込む準備を始めましょう。
秋は太陽の位置が低くなり、ベランダに日が入る時間も短くなります。
できるだけ日光浴ができるよう、鉢の置き場所を見直してあげてください!
成長がゆっくりになる時期なので、元気を与えるための肥料(施肥)はストップです!
春までお休みさせて、ゆっくり冬支度をさせましょう。
【冬】寒さと乾燥のダメージ防止
冬は「出しっぱなし」が最も危険な季節です。
寒さで枯れてしまう(凍害)のを防ぐため、対策は万全に。
外の気温が5℃を下回るようなら、寒さに強い品種以外はすべて室内の窓際に避難させましょう。
どうしても外に置きたい場合は、寒風が直接当たらない場所に置き、鉢を直接コンクリートに置かないこと。
発泡スチロールの板やウッドパネルの上に置くだけでも、底冷えを緩和できます!
水やりは、土が完全に乾いてから数日後でOK。鉢の中を乾燥気味に保つのがコツです。
寒波が来る日は、鉢ごとビニール袋で覆ってあげるだけでも、大切な植物を凍結から守れますよ!

【地域別】観葉植物「出しっぱなし」の注意点

「観葉植物」の管理について、お住まいの地域別に「出しっぱなし」の注意点を分かりやすく説明していきます!
- 北海道・東北・北陸(寒冷地)
- 関東・中部・近畿(温暖地)
- 中国・四国・九州北部(やや暖地)
- 沖縄・南西諸島(亜熱帯気候)
- 山間地(内陸冷涼地域)
引っ越ししても活用できる情報ですので、メモをお忘れなく。
北海道・東北・北陸(寒冷地)
寒冷地での冬の「出しっぱなし」は、植物にとって非常に厳しく、基本的に「不可」と考えてください!
マイナス温度ではほとんどの観葉植物が枯れてしまいます。
もし屋外管理に挑戦するなら、最大限の防寒対策が必要です。
ウッドチップなどで土の表面を覆い(マルチング)、鉢ごと段ボールや発泡スチロールで囲いましょう!
さらにビニールで覆って簡易温室に。
鉢底をブロックの上に乗せ、地面の凍結が伝わらないようにするのも重要です。
関東・中部・近畿(温暖地)
冬の最低気温が5℃程度までの温暖地なら、「品種選び」が成功の鍵です。
- オリーブ
- ユッカ
- ユーカリ
- シマトネリコ
といった寒さに強い品種なら、ベランダでの「出しっぱなし」も可能です!
この後に上記の観葉植物情報をお伝えしております!
ただし、気温が10℃を下回る日や冷たい風が吹く日は、軒下やフェンス際など風除けになる場所へ移動させましょう。
冬は肥料をストップし、夜間に冷え込む日は鉢の下に段ボールを敷いて、地面からの放射冷却を防いであげると安心です。
中国・四国・九州北部(やや暖地)
比較的暖かく、年間を通じて屋外管理がしやすい地域です。
ただし油断は禁物。急な「寒波」が来た時だけは、室内に一時避難させましょう。
普段「出しっぱなし」にする場所は、冷たい北風を避けられる壁際が最適です!
冬は植物の成長が止まるので、水やりは週1回程度で十分。
水をやりすぎると土が乾かず、根腐れの原因になるので注意してください。
日中はしっかり日に当て、夜は冷え込む窓際から少し離すなど、温度差を減らしてあげましょう。
沖縄・南西諸島(亜熱帯気候)
冬の寒さの心配はほとんどありません。
注意すべき敵は、冬ではなく「夏の強すぎる日差し」と「潮風(塩害)」です。
夏は遮光ネットで日差しを和らげ、「葉焼け」を防ぎましょう。
潮風が当たるベランダでは、月に一度は葉や鉢に真水をかけて塩分を洗い流してあげてください。
一年中、高温多湿になりやすいため、根腐れしないよう、水はけの良い「通気性」を重視した鉢と土を選ぶのが最も大切なポイントです!
山間地(内陸冷涼地域)
山間地は、平野部より気温が低く、特に「昼と夜の寒暖差」が激しいのが特徴です!
夜間の冷え込み対策が最重要。鉢ごと段ボールで囲い、さらに気泡緩衝材(プチプチ)で覆うと保温効果が抜群。
霜(しも)が降りる地域では、「出しっぱなし」にせず、夜間だけ玄関や室内に取り込むのが最も安全な方法です。
日中は外で日光浴させ、夜は保護する、というひと手間が、植物を元気に保つコツになります!
ベランダで「出しっぱなしOK」な最強の観葉植物5選

ぜひ育てていただきたい「出しっぱなしOK」な最強の5つの観葉植物を紹介します。
- 冬もベランダ管理が可能「オリーブ」
- 直射日光でも半日陰でも生育可「シマトネリコ」
- 夏の強い日差しや冬の冷気にも耐える「ユーカリ」
- 空気清浄効果がある「サンスベリア(トラノオ)」
- 通年ベランダ育成ができる「アイビー(ヘデラ)」
きっとあなた好みの観葉植物が見つかりますよ!
冬もベランダ管理が可能「オリーブ」

出典引用:楽天市場
おしゃれなカフェや雑貨屋さんのシンボルツリーとして大人気のオリーブ。
実はとてもタフな植物です。
強み
もともと地中海育ちで、日光と乾燥した気候が大好き。日本の夏の暑さにも平気です。寒さにも比較的強く、品種によってはマイナス5℃くらいまで耐えるため、関東以南のベランダなら冬も「出しっぱなし」で冬越しできます。
コツ
じめじめした湿気が苦手なので、水はけの良い土で、土がカラカラに乾いてからたっぷり水をあげましょう。
直射日光でも半日陰でも生育可「シマトネリコ」

風にそよぐ小さな葉っぱが涼しげで、どんなベランダにも馴染む万能選手です。
強み
とにかく丈夫で、日当たりが良い場所はもちろん、明るい日陰(半日陰)でも元気に育ちます。「ベランダがあまり日当たり良くないかも…」という人にもおすすめ。
コツ
成長が早いので、理想のサイズになったら剪定(せんてい:枝を切ること)して形を整えてあげましょう。寒さにも比較的強いですが、真冬は寒風が直接当たらない場所に置いてあげると安心です。
夏の強い日差しや冬の冷気にも耐える「ユーカリ」

丸い葉や細い葉など品種が多く、切り花やアロマとしても人気の植物です。
強み
オーストラリア育ちで、夏の強い日差しと乾燥に強いのが特徴。品種(グニーやポポラスなど)を選べば、冬の寒さにも耐えることができます。一年中、独特の爽やかな香りを楽しめるのも魅力。
コツ
過湿を嫌うので、水やりはオリーブと同じく「乾いたらたっぷり」が基本。風通しの良い場所で管理するのが成功の秘訣です。
空気清浄効果がある「サンスベリア(トラノオ)」

(※冬は室内必須!) 虎のしっぽのような模様がユニークで、お部屋の空気清浄効果でも有名な植物です。
強み
葉に水を溜める「多肉植物」の仲間なので、乾燥に非常に強いのが特徴。「うっかり水やりを忘れた!」というズボラさんでもOK。夏の暑さにもタフです。
コツ
寒さには「非常に弱い」ため、冬の「出しっぱなし」は絶対にNG!気温が10℃を下回る前に、必ず室内に取り込んであげてくださいね。
通年ベランダ育成ができる「アイビー(ヘデラ)」

垂れ下がるツルが可愛く、ハンギング(吊るす)にしてもおしゃれなアイビー。
強み
とにかく生命力が強く、暑さにも寒さ(0℃近くまでOK)にも耐え、日陰でも育ちます。植物をすぐ枯らしてしまう…という初心者さんに、まず試してほしい最強の植物です。
コツ
斑(ふ)入りの品種は、直射日光に当てすぎると葉が焼けることがあるので、半日陰くらいがベストポジション。伸びすぎたらカットして、お部屋に飾るのもおすすめです。

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オリーブやアイビーのように寒さにも強い万能な子から、サンスベリアのように冬は室内で可愛がる子まで様々です。
あなたのベランダ環境(日当たりや冬の気温)に最適なパートナーを選び、もう「枯らすかも」と心配しない、おしゃれなベランダライフをスタートさせましょう!